2/8~9 雁戸山~八方平避難小屋泊

2月8~9日

今回も飽きずに北蔵王に登った。

今回は昨年の2月末に縦走したコースと同じく、山形自動車道関沢インター付近から山に入り、雁戸山~八方平~蔵王連峰最高峰の熊野岳~お釜~蔵王ライザという全行程約20kmの単独縦走である。

当初は7日の午後から出発し、2泊3日で登る予定だったのだが…パソコンの地図ソフトに入力した登山ルートの、今回新たに購入したGPSへの転送がうまくいかない。
複数のルートを作成して、そのうちいくつかのルートは転送できたのだが、何故か、同時に転送した筈の北蔵王ルートだけが何度やってもGPSに転送されず、7日の出発は見送った。
結局GPSへの転送がうまくいったのは8日の午前1時過ぎ(T_T)。
一旦寝て、出発したのは8日の午前10時過ぎになってしまった。

8日の天気は本当に久しぶりの素晴らしい晴天!!

月山や朝日連峰までくっきりと見える。
雁戸山付近でテント泊をするつもりだったが、標高1400m地点でもほぼ無風状態で本当に穏やかな天気だったので、一気に南雁戸山を越え、ヘッドランプを点けて八方平の避難小屋まで進むことにした。

夕暮れの北蔵王の樹氷は本当に美しく壮絶な風景。
画像

カケスガ峰~北雁戸山を越え、南雁戸山の山頂手前で日が暮れた。

南雁戸山の山頂から八方平の避難小屋が、雪に埋もれずに入れそうな状態であることが確認できた。
今回のコースには、数日前のものと思われる登山パーティーの足跡が続いていたが、南雁戸山から先は見えなくなった。

南雁戸山から更に南へ、山形と仙台の夜景を見ながら、すっかり暗くなった樹氷原をたった一人で歩く。

こんなことを好き好んでやる人は、滅多にいないと思う。

でも、これをやったからこその感動や素晴らしい絶景に出会うことができる。
この程良い緊張感も冬山ならではの魅力であると思う。

昨年末に新しく買ったヘッドランプは100m位先まで見渡せる。
八方平は素晴らしい樹氷原だった。

厳冬期に八方平まで行くのは初めてだったが、八方平にこれ程の樹氷があるとは思っていなかったのですごく得した気分。

18時30分過ぎに八方平避難小屋に到着。

周りは少なく見ても150cm以上は積もっているのに、くぼ地に建っている小屋の周りには殆ど雪がなかった。
貸し切り状態で小屋の室温はマイナス9度。
登山ウェアに目出し帽を被ったままシュラフに入る。
それでもちょっと寒かったが、ぐっすり眠れた。

2月9日。朝6時に起床。

外から、何やら吹雪いているような風音がする。

外に出て見ると、昨日とは一変して濃いガスがかかった吹雪になっていた。

視界は20mほどしかなく、雪も20センチ程の新雪が積もっている。

ここは総行程約19㎞の、概ね中間地点。

これまで、直ぐにでも安全に撤退できる場所でならホワイトアウトも地吹雪も経験済みであったが、今回はどう行くにしても、この悪天候の中を数時間進まなければならない。

さて、どうする?

このまま予定どおり南下して熊野岳を目指す方が地形からすれば安全かもしれない。
だがここから先は、ここまでとは桁違いの豪雪地帯である。
昨年登った経験からすると、八方平の倍以上の積雪が考えられる。
引き締まった堅雪の上に大量の新雪が積もっている状態で、標高にして500m以上登るのは雪崩の危険もあるし相当の時間と体力を消耗するかもしれない。

今回は北へ引き返すことにした。

視界が20mもない吹雪の中で、両脇が鋭く切れ落ちた雁戸山を越えるのも危険ではあるが、急がず慎重に行けば大丈夫だろう。

朝食を済ませて出発。

この先はGPSに頼りっきりになってしまったが、今回初めて使用するガーミンのGPS(GPSmap62SJ)の測位性能は本当に素晴らしかった。
昨日歩いた軌跡を辿る「トラックバック」という機能を使ったのだが、驚異的な程のピンポイントで自分の軌跡どおりに戻ることが出来た。

今回のコースなら地図とコンパスがあればGPSが無くとも、多分この悪天候を克服できたとは思うが、目標地点に着くまでの心理的な安心感は最新のGPSならではである。

難関である雁戸山を越える頃になって視界は一旦開けてきた。
雪山ならではの雲の様子が壮絶で美しく、昨日とはまた違った厳しい風景を楽しみながら山を下りることが出来た。

写真はこちらです。
https://picasaweb.google.com/105231772507634120780/2011289#

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック