絶景!登山家だけが知っている、北蔵王(雁戸山北方、カケスガ峰)の樹氷

1月23日
今日のスタートは午前11時過ぎ。
ホームグラウンドである雁戸山(1484.6m)を目指す日帰り登山である。
登山口に着いた段階で既にガスがかかって風も強く、おそらく途中撤退になることは予想が付いた。
何でこんな遅い出発なのかと思われそうだが、今日は夕暮れの樹氷を撮りたかった。
山形自動車道関沢インター付近の駐車場から登り始め、1時間足らずで笹谷峠のピークに到達。
電力塔を過ぎて間もなく、視界の利かない深いブナの森の中を黙々と登る。
当然、登山道など埋もれてしまっているので、通常コンパスを頼りに道無き道を進むことになるのだが、何と今日は、晴れた日でも滅多に登る人がいない雁戸山に向かって単独で先行している人の足跡があった!

自分と同じく、こんな日に雁戸山を目指す人がこの先にいる!!

と思ったらとても嬉しくなり、是非この跡を行って会ってみたくなった。

深いブナの森を延々登ったところ前方から下山してくる人が!

挨拶したところ、雁戸山に登る予定がカケスガ峰で悪天候のため視界が利かなくなり下山してきたとのこと。
いろいろ話していたら何と出発前に私のブログを参考にして来られたそうで、益々嬉しくなった。

音楽(ベースをやっておられるそうです)という共通の趣味もおありの方なので、財布に入れていた名刺をお渡ししてのお別れとなった。
雁戸山では滅多にない凄い偶然の出会いがこれまでにもあった。
この山には何かあるのかもしれないな。

ということで、この北蔵王の樹氷について書こうと思う。

これまで冬の北蔵王には何度も登っている。
正直、無雪期なら何のことはない山なのだが冬の樹氷がとにかく美しい!!
一般的に「スノーモンスター」と呼ばれるような樹氷はアオモリトドマツ等の針葉樹に出来るものだと認識されているようだが、ここ北蔵王では何と、ブナの見事な樹氷が見られるのである。
しかも、世に知られた中央蔵王の樹氷のように樹が真っ直ぐに立った様子で成長するのではなく、横に成長するため、最盛期には樹氷と樹氷が繋がり、まるで山全体が樹氷になったような壮絶で美しい光景が観られる。

樹氷は積雪、気温、風速その他様々な条件で日々姿を変えるので、何度来てもその日ならではの魅力があり、全く飽きることがない。
私個人的に、これ程変化に富んだ蔵王の魅力を知るということを考えると、例えば「日本百名山」なんてとても目指す気になれない。
無雪期は無雪期で、山形近郊には飯豊、朝日連峰、吾妻連峰、神室連峰、鳥海山、月山…等々、素晴らしい山々の、四季の美しさを堪能しようと思えば一生かかっても足りないくらいに思える。

ちょっと脱線してしまった。

さて、更に深いブナの森の中を登ってみて驚いた。
今年はここ数年には無い程標高の低い地点から樹氷が成長している。
樹氷があまりに大きくなったためブナがその重量に耐えきれず、太い枝から無惨に折れてしまっている樹が多く見られる。
これ程多くの枝が折れているのも初めて見る光景だった。

標高が上がるにつれ、ブナの樹氷は針葉樹の樹氷とは区別が付かないくらい大きく見事に成長していた。

午後3時、樹林帯を抜けカケスガ峰に到達。

これまでで一番の素晴らしい樹氷原が出来ているのだが、残念ながら濃いガスと猛烈な地吹雪で視界が悪く、ここで撤退することに決定。

すると、200m程下りた地点で突然日が差してきた!!

強風のため天気はめまぐるしく変わるが、どうやら一旦回復傾向にあるらしい。

やった!!との思いでどんどん登り返し、カケスガ峰で写真を撮りまくった。

視界が晴れればここから雁戸山が見えるのだが、雁戸山はまだまだ分厚い雪雲に覆われており、あまりの暴風のため更にここから先に登る気にはなれなかったが、今日はこれで充分だった。

今年の樹氷は数年に一度の素晴らしいコンディション。

あと何回登れるかな

こちらはアルバムです。
一日にアップできる容量は限られているそうなので、改めて追加していきます。
一気に250枚以上も撮った写真から選別しました。

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