昨年12月2日の朝日連峰(古寺山)

画像


朝日連峰…。
麓からよく晴れた日にだけ見えるその山並みは、既に完全な雪山である。
主峰である大朝日岳は、特に美しく、凄みすら感じる。
だが元々12月に単独でアタックできるような山ではない。
真冬の朝日連峰は、新雪が深~く積もると、1時間かかってもせいぜい30メートル程度しか進まないくらいの猛ラッセルを強いられる。
冬山の熟練者が数人グループになって先頭を交替しながら、それでも何日もかけてやっと登れるかどうかという程厳しい山である。

でも、この日は奇跡的好条件が重なった。

◎ この時期には滅多にない程の素晴らしい晴天であったこと
◎ 暖冬で少なめの積雪であったこと
◎ 11月末まで営業していた登山口の温泉宿、古寺鉱泉「朝陽館」までの除雪効果があり、駐車場から登山口まで約1時間歩いたものの、この区間のラッセルを免れることができたこと

2,3日後にはまた雪が降る。
雪が降れば、先ず登山口までの所要時間が片道1時間だったところを、2~3時間くらいかかってしまう。
この絶好のチャンスを逃したら、3月末までは登れなくなってしまうだろう。

残念ながら今回、自分の日程で大朝日岳登頂は絶対に無理であった。
でも、せめてひと目、間近に大朝日岳を見ることが出来る地点まで登ってこようと、思い切って行くことにした。

さて、登山口まで徒歩1時間程手前にある、県営サクラマスふ化場の駐車場に車を停めて出発!!
既に周りは除雪しなければ車が通れないくらいの積雪。
スタートから和カンジキを装着。

間もなく登山口という所までさしかかった時、森の中を動く物が…!!

よく見ると、カモシカだった。


熊鈴を鳴らしながら歩いていたのだが、やはり「熊鈴」。
カモシカには効かないらしい。

人間に気付いて慌てる様子もなく、ゆっくりと歩いていく。
早速写真を撮った。

画像



冬の山で生き物に出会うと、なんだかほっとするなぁ~。
すごく得した気分。

古寺鉱泉からいよいよ道無き道を突き進むラッセルが始まる。
トレース(他の登山者の足跡)は初めから期待していなかったのだが、意外にも前日あたりに入山したと思われるトレースがあった。
だが、カンジキを履いていても、いきなり膝まで抜かるラッセルのため早々に敗退したらしく、最初の急斜面を50m程登った地点で折り返した跡があり、そこから先は、やはり全くトレースのない山行になった。

尾根まで登った時点で気温はマイナス4度。
尾根が歩きやすいのは人間も野生動物も一緒のようで、尾根沿いにウサギやリス、カモシカ、それに、ツキノワグマかな?等の足跡がずっと続いている。

積雪は初め50センチ程だったのが、登るに従ってどんどん深くなり、1メートルを超え、ついに計測不能にまでなった。

ほとんど抜かることのない堅雪と、突然膝上まで抜かる新雪が混在しており、ラッセルはとにかくキツい!!
登りの後半は、10歩ほど歩いては立ち止まりの繰り返しとなった。
これまでに経験したことがない程の苦しさ!!
 
汗だくになって進んでいくうちに連峰の名だたる名峰が徐々に見えてきた。
でも主峰の大朝日岳は前方の視界を遮る古寺山(1500.7m)付近の峰を越えるまで全く見えない位置にある。
眠りたくなる程疲れた状態だったが、午後2時、目標地点到達!!

最高の景色!!

写真撮りまくり!!

古寺山頂まであと100メートル程度であるが、もう充分だった。

目標地点到達の喜びを満喫し、10分程で下山を開始。

でも、安心しきって尾根を一つ間違えて戻ったりしたので、下山時は日が暮れてしまった。

ヘッドランプと冬のフル装備持っていってヨカッタ(^_^;)

写真は途中の県道沿いから見た月山
画像


古寺山付近から見た障子ヶ岳
画像


同じく以東岳
画像


こちらも以東岳
画像


以東岳
画像


大朝日岳を背景に
画像


遠方は月山
画像


右後方は小朝日岳
画像


古寺山付近
画像


障子ヶ岳と月山
画像


以東岳と障子ヶ岳
画像


夕暮れの障子ヶ岳
画像


同じく大朝日岳
画像

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック