2009年、登り初め~今年も雁戸山から

今年も初登山は蔵王連峰の雁戸山(1484.6m)。

約1ヶ月ぶりに休日と晴天が重なった。
休日といっても仕事の都合で自宅を出たのは10時過ぎ。
10時40分に入山。
休日ということで、スキー、スノーシュー、和カンジキ、ゴム長!!と、様々なトレースがあり、多くの人が入山している様子。
天気が悪い日が続き、みんな登りたくて待ってたんだろうなぁ~。
でも、賑わっているのは笹谷峠から、せいぜい山形神室山くらいまで。
雁戸山まで行く人は…やはり今日も誰一人いない。

●途中延々と続く、深く鬱蒼とした樹林帯は視界が殆どゼロ。
●トレースも勿論ゼロ。
●鋭く急峻な尾根はアイゼン,ピッケル必携で、危険を伴う。

こんなことから真冬に雁戸山に登る人は殆どいない。
私の冬季雁戸山登山は5回目。
うち、始めの2回は敗退。

昨年3月にやっと初登頂
http://drummer-k.at.webry.info/200803/article_1.html

昨年12月に2度目の登頂
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今回はおそらく最も積雪の多い時期の登山といえると思う。
果たして、一人でどこまで行けるか…。
笹谷峠から先はトレースが無く、早速和カンジキでも膝まで抜かるラッセルが始まる。
このルートをこれまで登った中では一番の積雪。
おまけに頭上の木々には、ずっしりと重い着氷があり、この真下を通らないよう注意が必要であった。
頭に直撃を受けたら相当なダメージを負ってしまう。
しかも樹林帯に入ってから、高度計付きの腕時計を自宅に忘れてきたのに気付いた。
地図とコンパスはあるものの、視界ゼロの深く鬱蒼とした樹林帯。
高度が判らなければ自分が一体どの辺まで登ったのかが判別できない。
方角的には大丈夫、という自信はあるものの、この状態は精神的にかなり負担であった。
今日の天気は、日中は晴れるものの、夜は雪の予報である。
勾配がある中、膝までのラッセルでなかなか思うように進まない。
大体、自分が今どの辺にいるのか見えないから尚更不安になり、いろんな思いが頭の中を交錯してしまう。

    ●この様子では、樹林帯も抜けないうちに敗退か?

    ●ずっとこの日を待って、やっと登れたんだ。
    行けるところまで行くべきだ。

    ●今帰ったら、家族のいる自宅は、和むだろうなぁ…。

    ●このラッセルはどこまで続く?もう諦めるべきか?

    ●ツボさん(登山繋がりの友達です。僕よりちょっっと年上のお姉さん)だって先日、腰までのラッセルをしたのに、俺がへこたれてどうする!!

正直、前進か撤退か、これほど判断に迷いながらの登山は初めてだった。

結局、午後2時半を過ぎたら引き返すつもりで行けるとこまで行くことにして進んだところ、リミットぎりぎりにやっと樹林帯を抜け、樹氷の美しいカケスガ峰に到着し、一気に開けた素晴らしい展望に思わず歓声を上げた。

一面の樹氷群! 素晴らしい景色!!

壮絶なほど美しい、雪と氷の世界!!

そこに足を踏み入れることに罪悪感を覚えてしまうほど美しい景色。
これを見たくてここまで来たのだ。
しかも、冬季3度目ではあるものの、これまでに見たこの場所の風景とは別世界といえるほどの、本当に壮絶な風景である。

本当に感動した!!

自然の造形を見て、涙が出るほど感動したのは初めてだった。

辺りは思っていたより明るく、天気も一面の青空で陽も高い。
状況から判断して、雁戸山への登頂も十分可能だった。

でも、今回は、これで充分満足した。

雁戸山が一番綺麗に見える、前山手前のピークまで登って、余裕の下山を決定。

積雪のピークの雁戸山、これまで見た中で一番の美しさだった。

駐車場着は午後5時。
雁戸山は真冬こそ最高の魅力がある山だと思う。

2月にまた、朝一番に出発して来られたらいいな。




今回の写真

      笹谷峠の登山道付近に建てられた電力塔。こんなところにこのような建物を造る、東北電力ってすごい会社だと思う。
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      このとおり視界の利かない樹林帯。ここに単身突き進むのは勇気が要ります。
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      カケスガ峰から見た山形神室山
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      カケスガ峰の様子。これが見たくてここまで来た!壮絶な風景!!
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      電力施設の廃墟と雁戸山
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      電力施設の廃墟と雁戸山
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      雁戸山(左)に向かう主稜線。今回は右側のピークまで登りました。
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      雁戸山
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      主稜線の樹氷群
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      主稜線の樹氷群
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      主稜線の樹氷群
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      人の背丈程もある樹氷
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      主稜線の樹氷群
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      美しい風紋
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      主稜線から見た雁戸山
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      主稜線から見た雁戸山
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      雁戸山を背景に記念撮影
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      主稜線から見た雁戸山
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      主稜線から見た雁戸山
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